月経痛(生理痛)について
生理痛のことを学問的には月経困難症と呼びます。
1.月経困難症のタイプ
A.
原発性月経困難症:明らかな原因がないのに、強い生理痛があるタイプです。普通、初経(初潮)後1〜2年して排卵が起こるようになってからみられます。若い人に多いタイプですが、40代のかたにもみられます。
B.
続発性月経困難症:生理痛を起こす原因となる病気があるタイプです。
続発性月経困難症の原因
a.処女膜閉鎖
b.腟中隔
c.子宮頚管狭窄
d.子宮奇形
e.子宮内癒着
f.子宮内膜ポリープ
g.子宮筋腫
h.子宮腺筋症
I.骨盤内うっ血
j.子宮内膜症
2.原発性月経困難症
生理痛の原因:子宮の中の粘膜からプロスタグランジンという炎症物質がでるために生理痛が起こります。
症状の特徴:普通、月経が始まる数時間前から月経開始直後に痛みが出現し、2〜3日間痛みが続きます。
診断:続発性月経困難症を除外するための簡単な検査を行います。
治療:プロスタグランジンを減らす薬を使います。市販の生理痛の薬もほとんどがこのタイプの薬で、80%位のかたに効果があります。また、生理痛の薬がよく効く人は、まず原発性月経困難症といえます。
その他の薬として、避妊用のピルも90%位のかたがたに効果があります。ピルをおすすめできないかたには漢方薬を併用することもあります。
3..続発性月経困難症
症状の特徴:月経開始の1〜2週前から痛み始め、月経の出血がなくなっても数日続くことがよくあります。
診断:最も多い原因は、子宮内膜症、次いで子宮腺筋症です。