閉経期以降の不正性器出血について
閉経前から閉経にいたる時期には、女性ホルモンのバランスがくずれるため、異常な性器出血を起こしやすくなります。このタイプの出血は、ほとんどの場合、心配する必要のないものです。
日本人の子宮癌は、約80%は子宮頚部(子宮の入口)に、約20%は子宮体部(子宮の中)にできます。子宮頚部には異常がないのに異常出血がある場合には、子宮体部癌の検査を行います。特に、一旦閉経した後に異常出血があった場合は、必ずこの検査を行います。
当院における子宮体癌検査
不正性器出血
↓
子宮内膜細胞診および超音波検査
↓
異常なし → 6カ月から1年後に細胞診および超音波検査
異常あり
↓
子宮鏡および子宮内膜掻爬による組織診
↓
正常子宮内膜 → 6カ月後に子宮内膜細胞診および超音波検査
子宮内膜増殖症(単純型)→ 3カ月後に細胞診および超音波検査
子宮内膜増殖症(複合型)→ 3カ月後に組織診および超音波検査
子宮内膜異型増殖症 → MRI検査および子宮摘出術
子宮体癌 → MRI検査および子宮摘出術あるいは他の治療