呼吸器疾患


妊娠中考慮すべき生理的変化:妊娠すると、生理的に過換気の状態になります。 正常の妊婦さんの半数が妊娠中期までに呼吸困難を自覚します。

A. 肺炎:妊娠時の肺炎は非妊娠時に比べ重症化しやすくなります。

B. 喘息:妊婦さんの1〜4%に喘息があります。妊娠すると、よくなる方もいれば悪くなる方もおられ、改善、悪化、不変の割合はそれぞれ同程度です。

 

1. 治療:通常の喘息治療で結構ですが、できれば妊娠初期の副腎皮質ステロイドの服用をさけて頂きます。ステロイドは吸入投与なら胎児に影響ありません。

2. 分娩:産科的適応がなければ原則として経腟分娩すべきです。ステロイドの内服治療を受けている方の場合は分娩中に静脈投与をした方がよいことがあります。

 

医師側の注意事項

 #喘息合併の妊婦さんの1/3はいずれかの時期に悪化する。

 #妊婦さんはもともと過換気なのでPco2=38mmHgでも入院を要するほどの異常値である。

 #妊婦さんの喘息重積発作は速やかに気管内挿管すべきである。


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