基礎体温のすすめ
基礎体温をつけましょう!
基礎体温とは
 基礎体温とは、運動したり食事をとったり精神的に興奮したりといった体温上昇因子がない状態の体温です。朝、睡眠からさめた直後の体を動かす前の体温を測るとその日の基礎体温がわかります。
 月経が規則的にある成人の女性の基礎体温を測ると、月経がはじまってから2週間の低温の時期(低温相)とその後から月経までの高温の時期(高温相)にわかれます。大体、排卵日を境に高温相にうつります。このように高温になるのは排卵後に卵巣からプロゲステロンというホルモンがでるためです。プロゲステロンには体温上昇作用があります。
 
基礎体温の測定方法
 専用の婦人体温計を使います。測定部位は腋の下でも口の中でもよいのですが、腋の下の体温は口の中より0.3度ほど低いのでどちらかに統一して下さい。口で測るときは体温計を舌の下に入れ口を閉じて下さい。
 寝る前に体温計を枕元において寝て、目が覚めたらすぐにトイレなどへ行く前にふとんの中で体温を測って下さい。測る前に体を動かすと体温が変動します。目が覚めた直後に測ることが大切なので、毎朝一定の時刻に測る必要はありません。夜勤で日中寝ている人は夜間に測っても構いません。普段と3時間以上違う時間に測ったときは測定時刻を記入しておくと参考になります。
 
基礎体温表の記入方法
 専用の基礎体温表を使用して下さい。体温の他に、月経、月経以外の出血の印を必ず付けて下さい。また、異常なおりもの、性交日、下腹痛、頭痛、吐き気、かぜ、服用中の薬などがわかるように記入しておくと女性の健康チェック表として利用できます。
 
基礎体温表からわかること
 1)排卵があるかどうか:排卵がない人は高温相がなく低温のままなので、基礎体温をみれば排卵があるかどうかはすぐわかります。
 2)排卵日が遅れているかどうか:普通は月経開始から14日目頃に高温相になります。排卵が遅れた場合は高温相になる日が遅れます。1週間〜2週間遅れる場合があります。
 3)妊娠したかどうか:予定の月経日が過ぎても月経がなく基礎体温が高温のまま数日以上たっていれば妊娠です。排卵が遅れた場合は高温の日が明らかに2週間と数日以上続いて月経がなければ妊娠です。妊娠しても月経と紛らわしい出血がある場合がありますが、月経なら体温が下がりますが妊娠なら高いままです。
 4)妊娠しにくいかどうか:排卵がない人、排卵日がしばしば遅れる人、高温相が10日未満しかない人、高温相の体温がジグザグな形の人は妊娠しにくいので治療が必要です。
 
こんな方におすすめします!
 1)月経が不順なために、将来妊娠しにくいのではないかと心配な方
 2)早く子供がほしい方
 3)基礎体温を避妊目的に使いたい方
 4)妊娠したかどうかを早く知りたい方
 5)不妊症の治療中の方
 6)胞状奇胎の治療後の方
 
基礎体温を避妊目的に使いたい方へ
 基礎体温表をしばらくつけると、高温相がどんなものかわかってくるでしょう。きれいに高温の日が3日間連続すれば、その日から次の月経までは妊娠しない時期です。
 
基礎体温表をつけると健康チェックに役立ちます。早く妊娠したい方、あるいは逆に妊娠したくない方は基礎体温表を利用しましょう。

 


戻る