更年期障害の治療・ホルモン補充療法


更年期障害
更年期と女性ホルモン
女性ホルモンは主に卵巣で作られ、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があります。エストロゲン量は女性の若さを保つホルモンです。20代から30代の方のエストロゲン量は100〜120pg(ピコグラム)/mlありますが、40代から閉経期にかけて卵巣の働きが急激に衰えるため、エストロゲン量は30〜50pg/mlになります。閉経の時期を過ぎるとエストロゲンはさらに減少して10pg/ml以下になります。
 
女性ホルモン(E2)の年齢変化

 

更年期障害とは
更年期障害とは、閉経前後に卵巣機能が衰え、エストロゲンが少なくなることによって起こるいろいろな症状全体をさす言葉です。更年期障害の原因は単純ではなく、エストロゲン欠乏の他にも、本人の性格、社会環境要因、からだの老化などさまざまな因子が影響しあって原因になります。
 
主な更年期障害の症状
上半身のほてり、イライラ、発汗、めまい、息切れ、不眠、頭痛、腰痛、しびれ感などが代表的な症状です。
 
女性ホルモンの減少によって起こりやすいその他の異常
 1.腟粘膜の委縮による膣炎、性交痛、頻尿など
 2.骨粗しょう症(骨がもろくなって腰痛や骨折が起こります)
 3.高脂血症、動脈硬化
 
更年期から老年期の異常

 

更年期障害の治療
 1.バランスのとれた食事
 2.適度な運動
 3.ストレス解消
 4.対症療法
 5.ホルモン補充療法
 6.漢方薬療法
 
ホルモン補充療法
 エストロゲンとプロゲステロン製剤を服用あるいは注射する治療法です。
 
 目的
 1.更年期障害の治療
 2.骨粗しょう症・動脈硬化・ボケなどの予防・治療
 3.性交痛の改善
 4.肌の老化防止
 
ホルモン補充療法の内服方法

 
注意

1.

乳がんや子宮体がんにかかっている方、肝臓の悪い方、心臓の悪い方など、ホルモン補充療法を受けられない方がいらっしゃいます。

2.

長期間、ホルモン補充療法を受ける場合は子宮がん検診、乳がん検診、肝機能検査などの定期検査が必要です。


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